車は運転出来なくなった
近くのタクシー会社は
夜の営業をやめるそうだ
救急車はタクシー代わりに使わないでもらいたいと言われた
バスは本数が減らされると説明があった
病院や診療所の医師も高齢者
学校は統合して義務教育学校になるそうだ
引っ越すお金はない
空き家になると税金が上がるそうだ
へき地は土砂災害危険区域だらけ
マイナンバーカードが助けてくれるのか?
電気代は高い
電力の供給が止まったとき
人間は
どこに行けばよいのか
鳥達はどこへ行く
スマホを家に忘れてきて
そのまま1日過ごす人と
取りに帰る人がいる
行動範囲や
関係者の個人情報
金融情報
趣味嗜好まで
あらゆる情報が入っている
なくしたら大変だ
前にいた係に
スマホを持たない職員がいた
休みの日の緊急連絡は
専ら自宅への留守番電話だった
理由を聞くと
スマホが信用できないのだと言う
まだ定年にもなっていないし
今でもスマホは持っていないだろう
テレビもスマホも無い世帯もある
固定電話はあったが
独居老人で
外部からの情報は
市が配布した防災ラジオと
回覧板と定期的な地区の集まりや
町内会長の訪問に頼っていた
多分、今でもテレビもスマホも無いだろう
お金が無いのだ
最近、防災担当課が
災害時に出動する電気自動車の契約をしていた
環境担当は、カーボンニュートラルの研究に躍起になっている
どれも見栄えの良い事業ばかり
デジタルディバイドは
田舎だけの問題ではないと思うが
便利な街中から通勤してくる若手は
山間部の限界集落も
我が自治体の区域であることを
実感できていない
スマホもろくに通じない
近くにコンビニすらない
山間部の支所に異動させられたときに
初めて知ることになる