とある田舎の自治体職員の日常

web上に蓄積されていく情報は自分の分身です。いつか監視される日がやってくると思ってます。

選挙

選挙の投開票事務は市町村の業務である

投票所の職員へのクレームや
立候補者に対する選挙違反のタレコミ電話
これらの対応が1番面倒なところ

今回は投票日の予測が付かず
投開票会場の確保日が二転三転した
選管が東奔西走していて
とても気の毒だった

国政選挙においては
開票事務が始まったばかりの時間に
当確がニュースで流れる

開票事務は票数を確定するためだけの業務なのである

Z世代

退職間近の職員は
管理職が大半

聞くところによると
世代間の感覚や考え方の違い
所謂ジェネレーションギャップが
昔より深刻なんだそうな

世代間の感覚の乖離は
業務にまで影響しているらしい

今の10歳違いは
昔の20歳違いに値するとのこと

人事担当が悩んでいた
というか
投げやりになっていて笑った

省エネ

私が住んでいる田舎のように
過疎化が進んでいる地域は空気が綺麗

上流の工場が廃業したので
川の水も綺麗になった

でもそれももう30年以上昔の話

1人当たりの環境汚染行動は
これからも増える一方だから
人口が減っても
環境汚染は進んでいく

利益を追求し
金銭を費やし
豊かな生活を追い求め続ける限り

地球は汚染され
更に住みにくくなる

空き家

近所に住んでいる老夫婦が引っ越すそうだ

息子さんのところへ行くらしい

もちろん、便利な町へ行くのであって

今より不便な田舎に行くはずがない


そんなに古くない家だけど

子供たちも家を建てているので

もう戻ってくることはない(と思われる)

なので、空き家になる


こうして、空き家が増えていき

不便な田舎の人口は減っていくのである

元公務員

窓口で時間がかかっている年配者
聞けば元公務員だという

家族や親族から相手にされないため
役所にやってきて
役所ではできないことを
どうにかしろと言ってくる

入庁したばかりの若手は
話の通じない元公務員が多いことに驚く

これからお年寄りはもっと増える
どうなることやら

独居老人

誰しも独居老人になる可能性があり
若い人ほど無頓着である

公務員は将来的な不安が少ないようで
結婚とは無縁そうな独身が多い

お見合いのお世話までもが
お役所の仕事になってしまった現代

子どもを増やす事業としてではなく
独居老人を減らすための事業となっている

寿退職

結婚退職すること(死語の世界です)

寿退職などというワードを久々聞いた

理由は、東京の人と結婚するから
東京に引っ越していったそうな

そういえば
子供が小学生になるタイミングで
退職した女性職員もいた

東京の大学を卒業し
Uターンで入庁した

何年かして東京在住の彼氏と結婚した

最初は別居婚状態だった

子供が生まれたので
産休育休を3年間取得した

育休が明けて職場復帰したけれど
子供が小学校に進学するタイミングで
新宿へ引っ越していった


飛行機で通勤するわけにはいかないから